Codasip 7シリーズIPコアとCodasip Studioツールを使用
ミュンヘン(ドイツ)、ソウル(韓国) – 2022年10月27日 – カスタマイズ可能なRISC-VプロセッサIPのリーダーであるコダシップは、本日、SiliconArts社が、アプリケーション向け Codasip 7シリーズRISC-VプロセッサIPとカスタマイズツールCodasip Studioを採用したと発表しました。 SiliconArts社は、写真のようにリアルなレイ トレーシング・グラフィックス・レンダリングで、没入型体験を可能にするハイエンド・グラフィックスのイノベーション・リーダーです。コダシップ社のRISC-VプロセッサIPとSiliconArts社のレイトレーシングGPUの組み合わせは、最も要求の厳しい次世代の拡張現実アプリケーションを強化することになるでしょう。
SiliconArtsのレイトレーシングのソリューションには、Codasip RISC-VプロセッサIPが組み込まれます。 さらにCodasip Studioツールにより、グラフィックス アプリケーションへの最適化を実現できます。 SiliconArts社は、コダシップのソリューションを用い、Codasip RISC-Vのアーキテクチャ ライセンスを柔軟にフル活用することが可能となります。
レイ トレーシング用の SiliconArts社の高度な MIMD GPU は、従来の SIMD ベースの GPU 設計と比べて劇的な電力節約を実現した低電力ソリューションで、高度な写真のようにリアルなレンダリング アルゴリズムを実現します。 現在、写真のようにリアルなレンダリングは、従来の GPU レイ トレーシング ソリューションを採用する PC やその他の電力を大量に消費するプラットフォームに限定されています。
一見カスタマイズは難しいように思われるかもしれませんが、Codasip Studioが提供するプロセッサ設計自動化ソリューションを使用すると、RISC-Vプロセッサコアをアプリケーション固有のニーズに合わせて迅速、簡単、かつ費用対効果の高い方法でチューニングできます。Codasip Studioは、あらゆる最適化とカスタマイズを可能とし、そのチューニング プロセスを支援するツールを提供します。 その結果、業界標準(RISC-V)と互換性を持ちつつ、硬直化した独自ISAでは実現不可能な、高度に最適化され差別化されたアプリケーション特化型プロセッサが誕生します。プロセッサ・アーキテクチャを改変するための、他社が提供する「フル」アーキテクチャ・ライセンス契約とは異なり、Codasipのライセンスは、お客様がそのコアのアーキテクチャ改変を一切制限していません。
また、コダシップとSiliconArtsは、両社の先進的なIPポートフォリオを組み合わせ、CPU/GPUの統合設計を可能にするとともに、両社の顧客に対してカスタマイズや最適化のサービスを提供するために協力します。このコラボレーションにより、新興のAR/VR市場に向けた先進的なRISC-V GPUソリューションの開発が加速します。
Codasip の CEO である Ron Black は、次のようにコメントしています。「半導体の微細化による性能向上は非常に困難になりつつあります。RISC-VとCodasip Studioのカスタマイズ機能を組み合わせることで、お客様は大幅な性能向上を実現することができます。」, Ron Blackは続けます「SiliconArts社は、強力なレイトレーシングGPUを使用して、拡張現実アプリケーションで没入感のあるフォトリアリズムを実現しています。今回のCodasip RISC-V IPの採用は、当社の技術のポテンシャルを証明するものです。」
SiliconArts の CEO である Hyungmin Yoon 博士は、次のように付け加えます。, 「SiliconArtsは、グラフィックスの革新と3 D物理レンダリングの最前線に立つことを目指しています。 従来の業界標準的プロセッサ ソリューションを用いても、必要なパフォーマンスは達成できません。 私たちは、設計者と顧客、両方の想像力を解き放つ必要があります。つまり、非常に要求の厳しいレイ トレーシング・アプリケーションのために、特別なものが必要なのです。 コダシップとのコラボレーションにより、IPやカスタマイズツール群にフルアクセスできるようになりました。SiliconArtsは、RISC-V IPをベースとするCodasip Studioツールの知識を有し、他のチップ設計でもサービスを提供することができます。Codasip RISC-Vプロセッサ IPは非常によく検証されており、すでに何十億もの他のデバイスで広く使用されています。」
