Codasip 700 RISC-V プロセッサ ファミリ: カスタム コンピュートの世界をすべての人に 

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今日、テクノロジのイノベータは、差別化できる製品を開発するための新たな手法を必要としています。半導体の微細化が限界を見せはじめている今、どのようにより高い演算性能の要求を満たすべきなのでしょうか? 唯一の方法は、特定の要求に合わせてカスタムしたコンピュートを利用することです。そのためには何が必要なのでしょうか? アーキテクチャの最適化、アプリケーションのプロファイリング、ハードウェア/ソフトウェアの協調最適化、強力な設計基盤の上に構築するドメイン特化型アクセラレーションなど、いくつかの側面があります。これは素晴らしいことですが、企業が開発のオーナーシップを持ち、柔軟性を維持しながら、効率を向上させ、市場投入までの時間を短縮するためには、設計プロセスを可能な限り合理化する必要があります。  カスタム・コンピュート向け次世代RISC-Vプロセッサ700ファミリの紹介  コダシップの新しい700ファミリは、コンフィグレーションおよびカスタマイズが可能なRISC-Vベースライン プロセッサ ファミリであり、無限のイノベーションを可能にします。700ファミリは、コダシップの好評な従来の組み込みコアを補完するもので、お客様のより高いパフォーマンス要求に応えるために、理想的な最適化のための新たな出発点を提供します。700ファミリは、柔軟性、合理化された設計、および完全な開発のオーナーシップを提供します。  柔軟性に優れたこのプロセッサ ファミリにより、無限の可能性を持つカスタム コンピュートを誰もが利用できるようになりました。パワフルな組み込み用コアからアプリケーション・コアまで、このファミリはさまざまな方法で活用できます。すぐにコアを利用したい場合は、既製のベースライン コアをそのまま使用することができます。しかし、このファミリの真の価値は、Codasip Studioを使用してデザインを迅速かつ効率的にカスタマイズできる点にあります。お客様は、高度な最適化のためにコンフィギュレーション・オプションの探求や、カスタマイズを通じて最大限のイノベーションを目指すことができます。  図1 Codasip 700 ファミリには、最適化のニーズに応じてさまざまな使い方ができるコアが含まれています  設計者は、プロセッサの最適化を通じてテクノロジの限界を押し広げ、またコストを管理しながらユニークな価値を生み出し利益を得ることができます。  次のアプリケーション開発では、Codasip 700ファミリを活用してカスタム コンピュートの世界に踏み出しましょう  アプリケーションによって、開発者が解決すべき問題は異なるでしょう。700ファミリは、前世代と比較してより高性能なベースライン コアを提供し、プロセッサをそれぞれのアプリケーションのニーズに合わせて最適化することでイノベーションを可能にし、消費電力、性能、面積に大きなメリットをもたらします。このファミリのコアは非常に汎用性が高く、スタンドアロンでもヘテロジニアス・システムでも使用できます。700ファミリは、当社の好評を博している組み込みコアのラインナップを補完します。  今日の世界的な半導体輸出入の攻防やベンダのライセンス・モデル変更など、ベンダ ロックインはビジネス継続の観点で非常に高リスクです。700ファミリとコダシップのカスタム コンピュート技術により、顧客は設計の自由度と開発ソリューションのオーナーシップを完全に得ることができます。  図2 Codasip 700ファミリには、幅広い市場アプリケーションに対応する柔軟な組み込みおよびアプリケーション プロセッサが含まれています.  出典 コダシップ  Codasip Studioは、当社のRISC-VプロセッサIPの可能性を引き出すカスタムコンピュートソリューションの重要な要素です。Mike Eftimakis戦略・エコシステム担当副社長は最近の記事で、「プロセッサの最適化に画一的なアプローチはない」理由と、プロファイリングを通じてユースケースごとに異なる結果を導くCodasip Studioの役割について説明しています。  Codasip Studioは、プロファイリングを通じてユースケースごとにさまざまなプロセッサ最適化を可能にします。  簡単に言えば、この高度なプロセッサ設計ツールは、実績ある高度に自動化されたアプローチを通じて、予測可能な結果を提供し、製品の市場投入までの時間を短縮します。  図3 Codasip Studio のカスタマイズ フロー  プロセッサ設計とカスタムSDK&HDKの生成を自動化することで、エンジニアリング チームはより効率的な方法でより良い結果を得ることができます。また、自動化によって探索、調査、コンフィグレーションを加速でき、最適化を最大化できます。  それぞれのソフトウェアをプロファイリングし、700ファミリのアーキテクチャ上でボトルネックとなる点を調査し、設計変更の効果がある箇所を特定することができます。Codasip Studioを使用すると、ソフトウェア チームとハードウェア チームが協力してシステムの効率を向上させることができます。Codasip Studioを用いたプロファイリングは、さまざまなチームが平行して分析行い、ハードウェア チームにカスタマイズを提案できることを意味します。競争の激しい市場では、差別化と時間がすべてです。  Codasip A730を知りましょう  Codasip A730は、700ファミリの第一弾コアです。これは、Linuxを実行できる多用途のミッドレンジ64ビット […]