Press Release

コダシップ、日本のEDAベテランを起用 日本の成長の鍵を握る半導体産業

ミュンヘンドイツ – 2022年4月6日 – カスタマイズ可能なプロセッサIPのリーディングサプライヤーであるコダシップは、本日、EDA業界のベテランである明石貴昭が日本の責任者に就任したことを発表しました。明石はシノプシス社、ケイデンス社で上級顧客担当、テクニカルマーケティングを務めるなど、半導体設計業界で25年以上の確かな経験を有しています。明石は今後予想される日本での成長をサポートし、既存の重要な顧客をサポートするためにチームをすでに構築しています。

優秀なグローバルチームを積極的に構築している最高収益責任者のブレット・クラインに明石はレポートします。コダシップの社員数は9月に開設した英国のデザインセンターなど拠点の増加により、2021年末の90名から現在120名超へと急激に拡大しています。

明石は1990年代前半にケイデンス社でVerilog (IEEE std. 1364-1995)、そして2000年代前半にシノプシス社でSystemVerilog (IEEE std. 1800-2005) の普及に成功しました。現在、彼のチームはその豊富な経験を活かし、日本における既存の重要な顧客をサポートするとともに、コダシップのRISC-VプロセッサIPとカスタムプロセッサ設計用のStudioプラットフォームの普及に尽力しています。

コダシップの日本進出は、日本政府が半導体産業を経済発展を促進する戦略的機会として位置づけたことを受けたものです。日本政府はまず70億ドルの投資で「日本が必要不可欠なコンピュータ・チップの世界的な供給国になる」ことを目指し、ロジック半導体の需要を喚起する戦略のため、その設計開発にも取り組むことにコダシップは共感しています。

世界的な半導体チップの不足と、コネクテッドカーや自律走行車、5G通信、人工知能、IoTなどの急成長分野でのビジネスチャンスは、日本のチップデザインやメーカーに再び繁栄の機会をもたらすことでしょう。

コダシップは完成されたテープアウト品質のRISC-VプロセッサIPやプロセッサのカスタマイズ・ツールを用いて、日本の大小さまざまな半導体設計企業がビジネスチャンス逃さず、タイムリーな製品開発が行えるよう支援します。コダシップは、差別化設計というユニークなアプローチにより、エンドアプリケーションとソフトウェア環境の両方に基づいて性能を最大化するドメイン特化型プロセッサで、企業がビジネスチャンスを最大化するための迅速な開発を支援します。

多彩なCodasip Studioプラットフォームを一言で表現するのは難しいですが、特にRISC-Vをベースとすることは迅速なイノベーションを実現するための鍵となると考えています。オープンアーキテクチャを支えるRISC-V Internationalは、特にAI、ML、IoT、コネクテッドカー、自律走行車、データセンターなどのイノベーションに今後成長機会があると位置づけています。

CEOのロン・ブラックは、「日本における重要な顧客のサポートや、今急速に増しているRISC-Vやドメイン特化型プロセッサへの需要に迅速に対応するため、強力なグローバルチームを構築することが重要でした」と述べ、さらに「コダシップの目指す方向と日本市場のニーズを的確に理解する人材が必要でした。日本の半導体設計業界で経験豊富な明石をチームの一員として迎えることができ、大変うれしく思っています」と続けました。

明石貴昭は「コダシップのグローバル市場での成功と、高いスキル、高いパフォーマンスがお客様にもたらす価値を目の当たりにして、日本においてもコダシップの差別化設計が自然にフィットすることは明らかで、お客様のご要望に沿えるものです」と述べています。コダシップの日本進出は、RISC-Vへの気運の高まりと相まって非常にタイムリーであり、私はこのような強力かつ急成長中のグローバルチームの一員として、日本でのコダシップの知名度を高めることに貢献できることを大変誇りに思います」

コダシップについて

コダシップは、最先端のRISC-VプロセッサIPとハイレベルなプロセッサ設計ツールを提供し、IC設計者にRISC-VオープンISAのすべての利点と、プロセッサIPをカスタマイズするユニークな能力を提供します。RISC-V Internationalの創立メンバーであり、LLVMおよびGNUベースのプロセッサソリューションの長期的なサプライヤーであるコダシップは、組み込みおよびアプリケーションプロセッサのオープンスタンダードにコミットしています。2014年に設立され、ドイツのミュンヘンに本社を置くコダシップは、現在ヨーロッパにR&Dセンターを持ち、世界中に販売代理店を置いています。当社の製品およびサービスの詳細については、www.codasip.com  RISC-Vの詳細については、www.riscv.org を参照下さい。

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